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新技術の開拓から調査・実装まで一気通貫でやり抜き、NOTOにまだない、新しい製品をつくりだします。

技術職は「開発職」と「設計職」の2つに分けられます。
 
自らお客様の困りごとを調査し、社内で開発・製品化をしていく…。その「開発」を中心に担うのが、開発職です。
企画と連携しながら、ニーズやアイデアを集め、プロジェクトが立ち上がると開発計画をたてます。その後、調査をして構想を練りながら、イメージを具体化、製品の試作・検証を行います。

 
設計職の仕事は主に、「顧客・製造設計」と「ハードウェア開発」です。「顧客設計」では製品を製作するのに必要な原価を算出して、お客様と打ち合わせを繰り返しながら、要求を決定し製品仕様書という書類に落とし込みます。
 
仕様が決定したら、「製造設計」の段階になります。
社内で製品を作るため製作図という書類を作成し、製造が加工できる形の部品図に展開したり、必要な材料の手配を行ったりします。
 
ハードウェア開発では、開発や企画と協力し機能やプログラムなどの仕組みを「製品」というカタチに落とし込みます。
馴染みのある例を出すと、テレビという製品における「筐体の構造設計」「録画機能」「リモコン」など、目に見えるモノを開発するのが設計の役割です。

開発職

電気・通信・機械系学部出身・または未経験でも積極的に実践したい

既存の延長ではなく、会社にまだ無い新製品・新技術を開発したい

IoT技術を使った新製品を開発したい

設計職

物理知識、電気知識、制御知識などを学び、ハードウェア開発を行いたい

自分の工夫した製品の作られる過程から、設置された完成品まで見たい

総合的なプロジェクト・マネジメント力を身に着けたい

社員インタビュー

技術職のお二方に具体的な業務内容について教えてもらいました。

Hさん(2017年入社)

私は技術部の開発課に所属しており、主に新製品の開発を担当しています。
例えば、パンフレットに掲載されている製品で申し上げますと、10年、20年前から製造している従来品に加え、ここ5年ほどで開発した新しい製品群にも力を入れてきました。

Oさん(2023年入社)

私は技術部の設計課に所属しており、主に受注前の準備から製造部門への指示出しまでを担っています。
私の仕事は、主に2つあります。
1つ目は、受注前後の機器仕様書作成・送付及び機器仕様書作成に向けた客先より情報収集することです。
2つ目は、受注した製品を製造部に製造させるための製作図面・鉄板加工機(タレパン)作業指示の作成、部材手配指示をすることです。

Q.NOTOを志望したきっかけは何だったのでしょうか。

Hさん

私は金沢出身で、地元での就職を希望していました。その中で、大学で学んだ電気の知識が活かせ、かつ電気以外の領域にも挑戦できる会社を探していました。
また、大学のOBが在籍していることを知り、ナビ媒体で詳しく調べた結果、当社に興味を持ちました。

Oさん

私も地元である富山か石川での就職を考えており、大学での学びを活かせる電気系の企業を中心に探していました。その中で、マイナビを通じて当社を知り、応募するに至りました。

Q.入社を決めるにあたり、他社との比較はされましたか。

Hさん

就職活動の開始が少し遅れてしまったため、とにかく受けられる企業は全て受けてみよう、という状況でした。

Oさん

私も急遽就職活動を始めたため、1ヶ月で10社から20社ほどの会社説明会に参加し、多くの企業を比較検討する中で当社を見つけました。

Q.入社後、どのように専門知識を習得しましたか。

Hさん

私の代ではまず1年間、工場研修がありました。金属加工から筐体の組み立てまで一連の製造工程を経験し、製品知識の基礎を学びました。
2年目からは、既存の標準品をお客様の要望に合わせてカスタマイズする設計業務を担当し、3年目を迎える頃から現在の開発業務に携わっています。

Oさん

私は大学で医療機器に関連する生体工学を専攻しており、電気の分野ではありましたが、現在の業務とは少し異なる領域でした。
入社後の研修では、工場の先輩方が作業されている様子を見学し、製品がどのように作られているかを学びました。

Q.「この会社で働き続けたい」と思える理由は何でしょうか。

Hさん

「電気」と「それ以外の領域」の両方に挑戦できる点が、私にとって大きな魅力です。
例えば、現在は電気系の開発がメインですが、2年目に培った板金の知識を活かして筐体の設計も担当しており、製品全体を自分一人で作り上げるような達成感があります。良くも悪くも、様々な業務を任せてもらえる環境が楽しいと感じます。
また、私たちの製品は北海道から鹿児島まで、日本全国のインフラを支えています。各地のお客様から寄せられる課題に対し、開発者として解決策を提案できることに面白さを感じています。

Oさん

弊社では材料選びから完成品の製造まで、一貫して社内で行っています。
そのため、製品の構造や製造プロセスについて深く学ぶことができ、知識の定着が早いと感じています。図面だけでは理解が難しい場合でも、すぐに工場へ行って現物を確認したり、現場の担当者に直接質問したりできます。ものづくりを体系的に学べるこの環境は、大きな魅力だと思います。

Q.入社後にぶつかった壁や、困難だった経験についてお聞かせください。

Hさん

開発業務に携わり始めた3年目の頃、逆走検知システムを開発していました。
その際、「雨天時に誤作動しないか」という課題が挙がり、シャワーで水をかける実験を行ったところ、システムが反応してしまいました。1週間ほど原因究明に悩みましたが、最終的に「実験で再現した雨の角度が、現実的にはあり得ないものだった」という結論に至りました。
この経験から、課題解決においては「正しい前提条件を設定すること」がいかに重要であるかを痛感しました。

Oさん

1年目の後半から標準品の設計を担当しましたが、お客様の要望に応じた一部カスタマイズの案件で壁にぶつかりました。
例えば、筐体の扉の開閉と連動してスイッチが作動する、という仕様があったのですが、図面上の計算だけではうまくいかず、3日間も悩みました。
最終的には、ベテランの先輩や同期にも協力してもらい、チーム全体で解決することができました。
学生時代の研究とは異なり、仕事では限られた時間の中で成果を出す必要があります。一人で抱え込まず、周囲に助けを求めることの重要性を学びました。

Q.現在の仕事における「やりがい」についてお聞かせください。

Hさん

開発した製品をお客様に納品した後、「この部分が良かった」「次はこうしてほしい」といった直接的なフィードバックをいただけることが、次の開発へのモチベーションに繋がっています。「どうすればもっと安く、良いものが作れるか」と試行錯誤し、それが結果としてお客様の喜びにつながった時に、大きなやりがいを感じます。

Oさん

私も、お客様の役に立てたと実感できた時にやりがいを感じます。
以前、九州の高速道路トンネル内という特殊な環境に設置する製品の設計を担当しました。先輩方の力も借りながら何とか完成させ、無事に設置された写真を見せていただいた時は、達成感がありました。